年明けから完全放置になっていた資産運用レポート。
当初は記事数の水増しを狙って週次レポートを書いていたが、現状では時間が取れそうにないため今回から月次レポートとして改めて再出発していく。
コンテンツ
【前提】資産形成の目的
現状、私の資産形成の目的は大きく2つある。
- 老後資金対策 <<< 現実的に達成可能
- セミリタイア・サイドFIRE <<< 理想
1. 老後資金対策
目的の一つは、老後対策。
私の場合、老後2,000万円問題のモデルケースにかなり近い。
つまりは、夫婦の老後年金約20万円/月に加え、追加で5.5万円/月を自力で確保する必要がある。
逆にいうと、年金以外に年間約70万円(≒66万円=月5.5万円×12ヶ月)の収入を得ることができれば、老後2,000万円問題は解決してしまう。
私の場合、これまでつみたてNISAは利用していなかったが、それを意識し月3.3万円の積み立てを2019年(33歳)の終わりごろから始めている。
これまでの運用実績と、今後同額積立で年利4%の運用成績を前提とした場合、56歳で年間70万円の資産所得を得られる環境になる。
- 56歳で資産1,800万円達成 → 以降は年利4%前提で年間72万円の資産所得
つまりは、今までの運用を機械的に継続していくことで、私の老後2,000万円問題は解決してしまう。
老後2,000万円問題が話題になってある程度の期間が経過したが、この報道は良い問題提起だったと思う。
私にとっても、具体的にどの程度の老後資金を確保する必要があるか、考えるための良い機会になった。
当然ながら、この「老後2,000万円」という数字は一人歩きしており、結婚有無や収入・共働き有無によって、老後必要な金額は大きく異なってくる。
貴方も、自身の場合に老後資金がどの程度不足するのか・今からどの程度積み立てて資産運用する必要があるのか見極めて対策して貰えればと思う。
2. セミリタイア・サイドFIRE
目的の2つ目は、理想であるセミリタイア・サイドFIRE。
つまりは、資産所得のみで固定費を賄えるようになれば、好きな仕事をして生きていけるようになれる。
ざっくりではあるが、私のケースでは以下2段階がセミリタイア・サイドFIREの指標になる。
- 資産3,000万円 → 資産所得:120万円/年 (10万円/月)
- 資産4,500万円 → 資産所得:180万円/年 (15万円/月)
資産3,000万円
資産3,000万円は、住宅ローンを全額資産所得で賄える状況になる。
資産3000万円を達成するためには、
- 40歳(5年)で達成: 年間+450万円の投資資金が必要
- 50歳(15年)で達成: 年間+100万円の投資資金が必要
資産4,500万円
資産4,500万円は、住宅ローンに加え光熱費や通信費を全て賄える状況。
- 40歳(5年)で達成: 年間+700万円の投資資金が必要
- 50歳(15年)で達成: 年間+200万円の投資資金が必要
セミリタイア・サイドFIREを目指すには収入をバグらせるしかない
50歳(15年)で資産3,000万円の実現性は、現状のサラリーマン単独でも実現可能ではある。
だが、40歳(5年)で資産3,000万円達成、資産4,500万円達成はサラリーマン単独では正直無理。
つまりは、早期のセミリタイア・サイドFIREを目指す場合、副業や事業所得を追加して収入をバグらせる必要がある。
私の場合は、現状副業・事業所得が雀の涙なので、如何にして副業に割ける時間を確保して収入をバグらせるかが課題。
運用中の銘柄と運用成績
ここからは、私が運用している銘柄と運用成績をまとめていく。
私が運用している(運用予定込み)銘柄は以下の通り。
- 楽天・バンガード・ファンド (全米株式):通常運用 ※2021年7月まで
- eMaxis Slim 全米株式 (S&P500):つみたてNISA運用 ※2021年8月から
以下、それぞれにフォーカスしてみる。
楽天・バンガード・ファンド (全米株式) [楽天VTI]
楽天VTIとは?
楽天VTIは、「CRSP USトータル・マーケット・インデックス (円換算ベース)」という指数に従って投資しているインデックスファンド。
以下、指数の細かい説明だが、要は「全米株式市場の投資可能な4,000社へ分散投資している」と考えて貰えれば良い。
- 米国株式市場の大型株から小型株までを網羅
- 米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%をカバーした時価総額加重平均型の株価指数
- CRSP USトータル・マーケット・インデックスに、日々の為替レートを乗じて算出したもの。
運用成績
楽天VTIについては、2021年7月まで¥33,000/月 の積み立てを行う。
運用成績は、毎月最終稼働日のものを記載している。
※順次自動更新されます。
6月の運用成績は、前月から約¥70,000のプラスとなった。
増加率は、3月、4月に次いで、2021年では第3位となっている。
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eMaxis Slim 全米株式 (S&P500)
eMaxis Slim 全米株式 (S&P500) とは?
eMaxis Slim 全米株式 (S&P500) は、S&P500 指数 (配当込み、円換算ベース) に従って投資されているインデックスファンド。
以下S&P500の詳細説明だが、単純に言えば「アメリカの優良500社へ分散投資している」と考えて貰えれば良い。
- S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLCが公表している株価指数で、米国の代表的な株価指数の1つ
- 市場規模、流動性、業種等を勘案して選ばれたニューヨーク証券取引所等に上場および登録されている500銘柄を時価総額で加重平均し指数化したもの
加えて言うと、管理費用は楽天VTIよりも安い。
銘柄 | 管理費用+信託報酬 @楽天証券 |
楽天VTI | 0.162% (年間1000万円あたり ¥16,200 円) |
eMaxis Slim | 0.0968% (年間1000万円あたり ¥9,680 円) |
運用成績
現状は運用しておらず、2021年8月から、積立投資対象をつみたてNISA枠を利用して、月¥33,333の積立投資を行う。
8月から順次運用成績を公開していく。
まとめ
2021年に入り更新が滞っていた資産運用について、私の中の頭の整理の意図も含め改めて投資方針を整理・現在の運用状況を整理してみた。
特に、資産形成の目的は、貴方の投資判断の一つの参考になるとは思うので、ぜひ貴方の血肉として吸収してみてほしい。